プログラミングにおいてユーザー入力は多くのアプリケーションで不可欠な要素です。
Pythonはシンプルで直感的な方法でユーザー入力を処理することができます。
この記事では、Pythonでユーザー入力を取得し、活用する方法を解説します。
基本的なユーザー入力の取得
Pythonでは、input
関数を使用してユーザーからの入力を取得できます。
例えば、以下のようなコードを記述します。
user_input = input("あなたの名前を入力してください: ")
print("こんにちは、" + user_input + "さん!")
このコードを実行すると、ユーザーは名前を入力するプロンプトが表示され、入力された名前が「こんにちは、[名前]さん!」という形で出力されます。
数値の入力と変換
ユーザーから数値を入力してもらう場合、input
関数で取得した値はデフォルトで文字列として扱われます。
そのため、数値に変換する必要があります。
例えば、次のように記述します。
number = int(input("好きな数字を入力してください: "))
print("あなたの好きな数字は " + str(number) + " です。")
このコードでは、ユーザーが入力した文字列をint
関数で整数に変換しています。
必要に応じて、float
関数を使用して浮動小数点数にも変換できます。
例外処理を用いた堅牢な入力処理
ユーザー入力が常に有効な形式とは限りません。
そこで、例外処理を用いて入力エラーを防ぎます。
以下はその一例です。
try:
number = int(input("年齢を入力してください: "))
print("あなたの年齢は " + str(number) + " 歳です。")
except ValueError:
print("無効な入力です。数値を入力してください。")
このコードでは、ユーザーが数値以外を入力した場合にValueError
が発生し、適切なエラーメッセージが表示されます。
複数行のユーザー入力
Pythonではinput
関数を使用して複数行の入力を取得することも可能です。
ユーザーが改行(Enterキー)を入力するたびに1行が完成します。
print("メモを終了するには '終了' と入力してください。")
lines = []
while True:
line = input()
if line == '終了':
break
lines.append(line)
print("あなたのメモの内容:")
for line in lines:
print(line)
このコードでは、ユーザーが「終了」と入力するまで複数行の入力を許可し、最後にそれらの内容を出力します。
まとめ
Pythonを使用すると、ユーザー入力の取得と処理が非常に簡単で効率的です。
input
関数を用いることで、文字列や数値の入力はもちろん、複数行のテキストも簡単に処理できます。
また、例外処理を取り入れることで、入力エラーに対する堅牢な対応が可能です。
以上、Pythonでユーザー入力を簡単に取得する方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。