WordPressにおけるnoindexとnofollowの指定は、検索エンジンのクローラーに対して、特定のページやリンクをインデックスに追加しないように、またはリンクをたどらないように指示するために使用されます。
これらはSEO（検索エンジン最適化）の重要な側面であり、適切に使用することでサイトの検索エンジンにおけるパフォーマンスを向上させることができます。
以下、noindexとnofollowの指定について詳しく解説します。
noindex
noindexメタタグは、検索エンジンに対して特定のページを検索結果に表示しないように指示します。
これは、プライバシーを保護する必要があるページ、重複するコンテンツを含むページ、または一時的なプロモーションページなど、特定の理由で検索結果に表示したくないページに使用されます。
noindexの指定は、ページのメタタグに追加するか、またはWebサーバーのHTTPヘッダーを通じて行うことができます。
WordPressでのnoindex設定方法
- プラグインを使用する方法: Yoast SEOやAll in One SEO PackなどのSEOプラグインを使用すると、特定のページや投稿で
noindexを簡単に設定できます。これらのプラグインでは、投稿やページの編集画面に追加設定が表示され、そこからnoindexのオプションを選択できます。 - 手動での設定方法: テーマの
header.phpファイルを編集し、条件分岐タグ（例えばis_page()やis_category()）を使用して特定のページやカテゴリにnoindexメタタグを追加します。ただし、この方法はテーマの更新時に変更が失われる可能性があるため、子テーマを使用することが推奨されます。
nofollow
nofollowリンク属性は、検索エンジンのクローラーに対して、あるページから別のページへのリンクをたどらないように指示します。
これは、サイトが信頼していないコンテンツや、ユーザーが生成したコンテンツ（例: コメント内のリンク）、または広告やスポンサーリンクなど、ページランクを流出させたくない場合に使用されます。
WordPressでのnofollow設定方法
- プラグインを使用する方法: 多くのSEOプラグインでは、リンクを挿入する際に
nofollow属性を簡単に追加できるオプションが提供されています。 - 手動での設定方法: HTML編集モードでリンクタグに直接
rel="nofollow"属性を追加します。例えば、<a href="http://example.com" rel="nofollow">リンクテキスト</a>のように設定します。
まとめ
WordPressにおけるnoindexとnofollowの適切な使用は、サイトのSEOにおいて非常に重要です。
これらの指示を適切に使用することで、不要なページが検索結果に表示されるのを防ぎ、ページランクの流出をコントロールすることができます。
サイトの目的と内容に応じて、これらの指示を適切に管理し、検索エンジンに対する最適な指示を出すことが、サイト運営者の重要な役割の一つです。
以上、WordPressのnoindexとnofollowについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
