APIの利用において、PUT
とPOST
のメソッドは頻繁に使われますが、その違いについては理解が重要です。
これらのメソッドはデータをサーバーに送信するために用いられますが、それぞれの目的や動作には明確な違いがあります。
POSTメソッドの概要
POST
メソッドは、サーバーに新しいリソースを作成するために使用されます。
たとえば、新しいユーザーの登録や商品情報の追加など、サーバー側で新規リソースが生成される際にこのメソッドが利用されます。
サーバーは受け取ったデータを元に新しいリソースを生成し、そのリソースの情報を返します。
PUTメソッドの概要
PUT
メソッドは既存のリソースを更新するために使用されます。
このメソッドを使用すると、指定されたリソースがサーバー上で完全に置換されます。
たとえば、ユーザープロフィールの更新や商品の情報の変更など、具体的なリソースを特定し、それを丸ごと置換したい場合に使用されます。
具体的な違い
大きな違いのひとつは、POST
が新しいリソースの作成に対して使用されるのに対し、PUT
が既存のリソースの更新に対して使用される点です。
POST
では、サーバーが新しいリソースのURIを決定することが一般的ですが、PUT
ではクライアントが指定したURIに対してリクエストを送信し、そのURIに対応するリソースが更新されます。
例を挙げると
たとえば、POST
を使用して新しいブログ記事を作成する場合、リクエストはサーバーに情報を送信しますが、そのブログ記事自体のURIはサーバー側で決定されます。
POST /articles
データ: { "title": "新しい記事", "content": "..." }
これに対し、PUT
を使用して記事を更新する場合、クライアントは更新したい記事のURIを明示的に指定し、その記事を完全な形で置換するデータを送信します。
PUT /articles/1
データ: { "title": "更新された記事", "content": "..." }
まとめ
まとめると、POST
メソッドは新しいリソースを作成する際に、PUT
メソッドは既存のリソースを更新する際に使用されます。
これらの違いを理解することは、適切なAPI設計と利用において非常に重要です。
以上、APIのPUTメソッドとPOSTメソッドの違いについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。