WEBデザインとコーディングは、どちらもウェブサイトの制作において非常に重要な要素ですが、それぞれ異なる役割とスキルセットを持っています。
これらの違いを詳しく説明します。
目次
WEBデザイン
WEBデザインは、ウェブサイトの見た目やユーザーインターフェース(UI)を設計するプロセスです。
デザイナーは、ユーザーがウェブサイトをどのように視覚的に体験するかを考え、色彩、レイアウト、タイポグラフィ、画像などを組み合わせて魅力的で使いやすいデザインを作成します。
主な作業内容
- ビジュアルデザイン: 色、フォント、画像、アイコン、ボタンなどを含む全体的な視覚スタイルを決定します。
- レイアウト設計: コンテンツがどのようにページ上に配置されるか、ナビゲーションがどのように機能するかを決定します。
- プロトタイピング: ワイヤーフレームやモックアップを使用して、ウェブサイトがどのように見えるかを事前に視覚化します。
- ユーザーエクスペリエンス(UX)設計: ユーザーがウェブサイトをどのように使用するか、どのように感じるかを設計します。
使用するツール
- Adobe Photoshop、Illustrator
- Sketch、Figma
- Adobe XD
- InVision
コーディング
コーディング(または開発)は、デザイナーが作成したビジュアルデザインを実際のウェブページに変換するプロセスです。
コーダーや開発者は、プログラミング言語を使用して、デザインを機能的なウェブサイトに変えます。
主な作業内容
- フロントエンド開発: HTML、CSS、JavaScriptなどを使用して、デザインをブラウザで表示される実際のページに変換します。
- バックエンド開発: サーバーサイドのロジックを構築し、データベースと連携する部分を開発します。PHP、Python、Ruby、Node.jsなどが使われます。
- レスポンシブデザインの実装: 異なるデバイスや画面サイズに対応するために、レスポンシブなレイアウトやスタイルをコーディングします。
- APIの統合: 他のサービスやアプリケーションとウェブサイトを連携させるために、APIを利用します。
使用するツール
- コードエディタ(Visual Studio Code、Sublime Text、Atom)
- バージョン管理システム(Git、GitHub)
- フレームワーク(Bootstrap、React、Angular、Vue.js)
- タスクランナーやビルドツール(Webpack、Gulp、Grunt)
違いをまとめると
- WEBデザインは視覚的な設計やユーザー体験を考え、ユーザーにとって魅力的で使いやすいウェブサイトを作成することに焦点を当てています。
- コーディングは、そのデザインを実際に機能するウェブサイトに変換する作業で、技術的なスキルとプログラミング知識が必要です。
両者の連携
優れたウェブサイトを作成するためには、デザイナーとコーダーが密接に協力することが重要です。
デザインが技術的に実現可能であるかどうか、また開発プロセス中にデザインがどのように調整されるかを常にコミュニケーションし、調整する必要があります。
デザインとコーディングは、別々のスキルセットを持ちながらも、最終的には一つのプロダクトを完成させるために不可欠なパートナーシップと言えます。
以上、WEBデザインとコーディングの違いについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。