PHPはWeb開発に広く使用されているプログラミング言語の一つです。
しかし、プログラミング初心者や環境構築に不慣れな方がPHPを動かそうとすると、予期せぬエラーに遭遇することがあります。
その中でも多くの方が遭遇するエラーの一つが、「PHPが動かない、ソースコードがそのまま表示されてしまう」という問題です。
PHPソースコードが表示される原因
PHP実行環境が正しく構築されていないことが、一般的には、この問題の最も一般的な原因です。
具体的には、以下の問題が挙げられます。
サーバにPHPがインストールされていない
WebブラウザにPHPコードがそのまま表示されてしまうような場合、ウェブサーバにPHPがインストールされていない可能性があります。
これは最も基本的な問題で、PHPを動かすためにはまず、アプリケーションサーバとして機能するための言語、つまりPHP自体がPCやサーバにインストールされている必要があります。
サーバにPHPが正しく設定されていない
サーバにはPHPがインストールされているものの、その設定が不完全な場合や設定が誤っている場合も、ソースコードが表示されてしまいます。
例えば、ApacheなどのWebサーバとPHPを連携させるためのモジュールが有効化されていない場合や、PHPの設定ファイル(php.ini)が適切に設定されていない場合があります。
PHPファイルがWebサーバ経由でアクセスされていない
Webブラウザのアドレスバーに直接ファイルのパスを入力してアクセスすると、そのファイルはサーバを介さずに表示されます。
これが起こると、PHPコードは実行されずにそのまま表示されます。
PHPファイルを閲覧する際には、必ずWebサーバ経由でアクセスする必要があります。
この問題を解消する方法
先ほど述べた問題の原因を解決することで、PHPが動かない問題を解決することが可能です。
以下に具体的な解決策を示します。
サーバにPHPをインストールする
PHPがまだインストールされていない場合、PHPをインストールしましょう。
PHPの公式サイトからダウンロードすることが可能です。
サーバのPHP設定を確認・修正する
PHPはインストール済みだが動かずにソースが表示される場合、設定が正しくない可能性が高いです。
Apacheの場合はhttpd.confでLoadModuleでPHPモジュールが読み込まれているか、またphp.iniが正しく設定されているか確認しましょう。
Webサーバ経由でアクセスする
WebブラウザのアドレスバーにURLを打ち込む際、直接のファイルパスではなく、Webサーバ経由のアドレス(例:http://localhost/yourfile.php)を指定してアクセスしましょう。
これでPHPがちゃんと動くか確認します。
まとめ
以上が、PHPが動かなくてソースコードがそのまま表示される問題を解決するための基本的な手順となります。
環境設定の違いやサーバの問題など、さまざまな要因により問題が変化する場合もありますので、一概にこれが解決策とは言えません。
しかし、まずはここで紹介した事項を確認してみると良いでしょう。PHPは難しくない言語ですが、初めは設定問題などでつまずくこともあります。
しかし、その問題を解決する過程もまた、Web開発の勉強となりますので、ぜひ一つずつ落ち着いて対処していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。