PHPでは、条件分岐を複数行で記述せずに、1行で簡単にわかりやすく書くために、3項演算子というものが使われます。
そして、これをさらに短くした書き方があるのが、省略形の3項演算子です。
一見複雑に見えてしまうかもしれませんが、省略形を使うことでコードがスッキリとして読みやすくなります。
この記事では 「PHPの3項演算子」 と 「3項演算子の省略形」 について詳しく説明します。
3項演算子とは
3項演算子は、その名の通り3つの項をもつ演算子のことを指します。
すなわち、条件式、真だった場合の処理、偽だった場合の処理の3つが一行にまとまっています。
以下に、3項演算子の使用例を示します。
```php
$score = 80;
$result = ($score >= 60) ? '合格' : '不合格';
echo $result;
```
上記のコードでは、scoreが60以上であれば結果に “合格” を代入、それ以外であれば “不合格” を代入し、結果を出力しています。
3項演算子の省略形
PHP 5.3以降では、3項演算子の中間値を省略することができます。
これを「3項演算子の省略形」、「エルビス演算子」と呼びます。
以下に、省略形の使用例を示します。
```php
$score = null;
$message = $score ?: 'スコアが存在しません。';
echo $message;
```
上記のコードでは、$scoreがnullなので、”スコアが存在しません。
“が$messageに代入されます。
つまり、$scoreがtrue(nullでない)ならば$scoreを、そうでなければ’スコアが存在しません。’を$messageに代入するという意味になります。
使いどころ
3項演算子とその省略形は、「もし〜ならば〜、そうでなければ〜」というシンプルな場合分けを行いたい場合に特に有用です。
また、代入する値が一值の場合やnullチェックを行う際にもよく使われます。
おわりに
以上、PHPの3項演算子とその省略形について解説しました。
条件分岐を行う際は、可読性や効率性を考慮して、適切な形式を選択しましょう。
以上、PHPの3項演算子省略の効率的な使用方法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。