PHPのグローバル変数を別ファイルで使用する方法

PHPを使って大規模なアプリケーションを構築する際、コードが複数のファイルに分割されることが一般的です。

その際、各ファイルで共通の変数を使用する必要が出てくることがあります。

本記事では、PHPで定義したグローバル変数を別ファイルで使用する方法を詳しく説明します。

グローバル変数とは

グローバル変数とは、スクリプト全体でアクセス可能な変数のことを指します。

通常、関数内で定義した変数はその関数の範囲内でのみアクセス可能ですが、グローバル変数を使うことで、関数外からもアクセスできるようになります。

グローバル変数の定義

グローバル変数は通常、globalキーワードを使って宣言されます。

            <?php

            $global_var = 'これはグローバル変数です';

            function test() {

                global $global_var;

                echo $global_var;

            }

            test(); // 'これはグローバル変数です' と表示される

            ?>

        

グローバル変数を別ファイルで使用する方法

グローバル変数を別ファイルで使用するには、requireまたはincludeキーワードを使ってファイルを読み込みます。

これにより、読み込んだファイル内の変数や関数を現在のスクリプトで使用できるようになります。

ファイルの読み込み方法

例として、config.phpというファイルにグローバル変数を定義し、それを別のファイルから使用する方法を説明します。

STEP 1: グローバル変数の定義ファイル

まず、config.phpというファイルを作成し、以下のようにグローバル変数を定義します。

            <?php

            $config_var = 'これは設定ファイルのグローバル変数です';

            ?>

        

STEP 2: グローバル変数を使用するファイル

次に、別のファイル（例えばindex.php）を作成し、requireまたは
includeキーワードを使ってconfig.phpを読み込みます。

            <?php

            require 'config.php';

            echo $config_var; // 'これは設定ファイルのグローバル変数です' と表示される

            ?>

        

まとめ

本記事では、PHPでグローバル変数を別ファイルで使用する方法について解説しました。

グローバル変数を定義し、requireやincludeを使って他のファイルから利用することで、
コードの再利用性を高めることができます。

ぜひ、実際のプロジェクトでも今回の方法を活用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。