PHPを使って郵便番号から住所を取得する方法

2024年5月15日2024年8月19日

郵便番号を入力して、対応する住所を自動的に取得できるシステムは、多くのウェブサイトで使われています。

この機能を実現するために、PHPを使用する方法について詳しく解説します。

APIの選定

まず、郵便番号から住所を取得するためには、APIの使用が便利です。

日本郵便が提供するAPIや、postcode-jpなどのサービスがあります。

ここでは、postcode-jp API を使用する方法を説明します。

postcode-jp API の登録とキー取得

postcode-jp API を使用するためには、公式サイトでアカウントを登録し、API キーを取得する必要があります。

以下の手順で進めましょう。

公式サイト（postcode-jp）にアクセスします。
アカウントを登録します。
ログイン後、ダッシュボードから API キーを取得します。

PHP で API を呼び出す

次にPHP で API を呼び出して住所情報を取得するコードを記述します。

以下のサンプルコードを参考にしてください。

<?php
function getAddressByZipcode($zipcode) {
    $apiKey = 'YOUR_API_KEY'; // 先ほど取得したAPIキーを入力します
    $url = "https://api.zipaddress.net/?zipcode=" . urlencode($zipcode) . "&key=" . $apiKey;
    $response = file_get_contents($url);
    $data = json_decode($response, true);
    
    if ($data && $data['code'] == 200) {
        return $data['data']['full_address'];
    } else {
        return "住所情報が見つかりませんでした。";
    }
}

// 使用例
$zipcode = '1000001'; // 調査したい郵便番号を入力します
$address = getAddressByZipcode($zipcode);
echo "郵便番号: " . $zipcode . "
住所: " . $address;
?>

このコードのポイントは、APIへのリクエストを行い、返却されたJSONデータを解析して、住所情報を取り出す部分にあります。

getAddressByZipcode関数に郵便番号を渡すと、その郵便番号に対応する住所情報が返されます。

ユーザーインターフェースの作成

次に、ユーザーが郵便番号を入力し、対応する住所を表示させるためのシンプルなフォームを作成します。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>郵便番号検索</title>
</head>
<body>
    <form method="POST">
        <label>郵便番号: <input type="text" name="zipcode" required></label>
        <button type="submit">検索</button>
    </form>

    <?php
    if ($_SERVER["REQUEST_METHOD"] === "POST" && isset($_POST["zipcode"])) {
        $zipcode = $_POST["zipcode"];
        $address = getAddressByZipcode($zipcode);
        echo "<p>郵便番号: " . htmlspecialchars($zipcode) . "</p>";
        echo "<p>住所: " . htmlspecialchars($address) . "</p>";
    }
    ?>
</body>
</html>

このコードを実行すると、郵便番号を入力できるフォームが表示され、ユーザーが郵便番号を入力して検索ボタンをクリックすると、住所が表示されます。